top of page
誰か
借り部屋の中 散らばった自由の代償が
自分の身体であると 今更知る
流行りの曲に出てくる 「君」と言う言葉
あたかも失われるために描かれる
失うこと出来る幸福を知りながら
手を伸ばすことすら出来ずに 然るべきその日を待つ
絶えず流れ出す何かが 畳を好き放題に汚し続けた
私には 助けを求める「君」もなく
有り得ない「君」を 求める
閉ざされた窓の青空 隣の工事の音
私に関わりなく 変化する町
流行りの曲で 時折 世界が滅亡して
孤独に取り残される 苦悩が描かれる
世界は滅びずに 目に見える孤独もなく
自分の身体から漂う 腐敗の臭いの中
変わり始めた身体に 新たな命が生まれては飛び立つ
残された世界に 佇む未来とは
悟られぬ この孤独だけ
教えてよ ねえ
あの扉はどんな人がいつ開けるの?
どんな人達が どんな顔をしながら
この私の抜け殻を 汚されたこの部屋を
どんな思いを抱き どんな手段で この私を
絶えず溢れ出た言葉も 今では ただ1つだけ残して 消えた
誰か 誰か 誰か 誰か
誰か 誰か 誰か
誰か 誰か 誰か 誰か 誰か
誰か 誰か 誰か 誰か
私ではない 誰か
作詞 Yellow Squadron
作曲 Yellow Squadron
bottom of page